小学生を対象とした論理作文教室は毎週金曜日に開催しています。９０分間を楽しく国語漬けにする内容で、塾長が中心となって指導しています。
新規で来られた方はまだ始めて１ヶ月ですから、まだまだ「正しい日本語の使い方で書く」ということに慣れてはおりませんが、これから１年ないし２年かけて、継続的に国語力を向上させられるように指導してまいります。
「正しい日本語で書く」とは、自分の文章を客観視しながら、つまり、読み手の（相手の）立場に立って必要な情報を欠かすことなく、しかし、過剰になりすぎないよう適切で読みやすい分量で書くということです。これは、算数のように解き方の公式を教えてすぐ解法が身につくというものではなく、何度も何度も根気よく同じ様なことを言い続けて、１年かけてやっと伝わるといった類いのものとなります。
したがって、教える側も根気との勝負となるわけですが、少しでも「この表現、すてきだね」と思えるような一節を発見し、伝えることに喜びを感じながら、私を含め２名で毎週の添削や指導にあたっています。
本教室は開講して１２年目を迎えたところですが、途中でさまざまな課題やツールを作成し、良いと思えるものだけを残して実践させつつ、また、新しく考えた方法やツールを試しながら毎週の指導にあたっています。子どもたちの反応も見ながら、より効率的に子どもたちの言語能力を高められるよう研究を重ねています。
中学受験向けの模試などで「国語力が向上した！」というお声もコンスタントに頂いています。そこで、私たちは論理作文教室で行っている手法の一部を、他のクラスにも展開しているところです。
今後も引き続き、ご期待ください。
