小学生を対象にした英語教室(毎週金曜日)は、私たちが自信を持ってお勧めしている教室の一つです。主に小学6年生の子どもたちを1年間指導し、そのまま中学校の英語科に直結させる授業になります。当塾では、もうかれかれ14年近く行っている伝統の講座です。
「中学校に直結させるため」という目標がありますので、次のようなことを徹底して訓練させてきています。
- 単語を徹底して書いて/発音して暗記
- 目標文の音読、聞き取りと書き取り
- 目標文に関係する文法の解説、類似文での英作文
さて、3年ほど前に最新の文科省の学習指導要領が実施され、小学生高学年の英語が「科目」として扱われるようになり、同時に、「聞く/話す」に関する力を向上させる方向に舵が切られました。
私の方でも、それに沿って、「聞く」に力を入れてきていましたが、「話す」に関するところだけはなかなか進めることができていませんでした。
その頃、いくつかの会話に関する教材を検討している中で、あるシステムの紹介と概要の説明を受けてからずっとそれが気になっていました。当時はコロナの影響もあり、塾内で会話をすることさえもままならない状況でしたので全く無理でしたが、ようやくそのシステムを導入できる時になりました。
今回のシステムの導入は年度の途中にあたるため、供給元の方たちをお呼びして、当塾の英語教室に通われているお子さんの保護者の方を対象とした説明会を開催し、途中導入することへの理解を求めて参りました。
その説明の中で、日本の英語教育が「激変」と呼ぶくらい従来の英語とは異なったものになっていくこと、つまり、単語量の1.5倍化に始まり、「聞く・読む・書く」に加えて「話す」力が求められていくことや、「英検」などの資格の重要性が増していることの説明がありました。その後、実際にシステムを使用してどのように「話すトレーニング」が進むのかについての実演があり、子どもたちが学習するようすのイメージもつかんで頂きました。
私が自信を持ってこの英会話システムをお勧めできるのは、次の2つのポイントがあるためです。
- これまで重視してきた単語・文法・発音の指導は変えない。
- そこで学んだ文法事項や目標文にそのまま沿った会話の練習が、AIやアプリではなく、リアルな外国の先生と英会話する形で提供できる。
特に2番目は重要だと考えています。単語や文法の理解もない、もしくは、ごく短時間で解説を受けてすぐに英会話に突入するのでは、会話の苦手意識を増長させるだけだと心配するからです。その点、当塾では、1週間以上の学習期間を設けた上で、その習った文章に関連した会話をして頂くので、学んだ単語や文法が「生きたもの」になりやすいと期待できます。
また、教員の資質が非常に重要になりますが、専門的に日本人によりトレーニングを受けた若い講師が中心となり、明るく、優しく、根気よく指導していますから、「英語で通じた!」という子どもたちの喜びが多くの場面で達成でき、その積み重ね、自信によって、英語を得意科目にしていきます。
7月はお試し期間として、無料で上記のシステムを体験して頂き、8月から本格的に導入という予定で準備を進めています。
これで、長らく念願だった4技能全てのトレーニングができる「本物の英語教室」に近づきます。今後もご期待下さい。