今回の期末では結果を大きく伸ばした生徒が増えました。自学ノートまとめや、暗記ツールなどを作成・活用する意識が浸透してきて、学習法が分かりつつあるように思います。
しかし、今日は特に、特進クラスの生徒には厳しい話をしました。結果を出し、順位を上げるための努力をしたことには敬意を表しつつ、「最大の敵は自分の中にある傲慢な心である」という観点で、私の体験を交えて話をし、さらに、関連する文庫からの一節を読み聞かせし、気持ちを引き締めさせました。
たとえ満点を取っても、いくら学年1位をとっても、それよりも価値のある大切なことは、「家族を大切に思い、友だちを大切に思い、学校の先生や親を尊敬する心を持つこと、また、自分の心に正直に生き、うそをつかないことだ」ということをもっともっと聞かせて、分からせてあげようと思います。
人の痛みが分からない、自分中心の考えに固執するばかり…、そんな心の持ち主がいくら成績が良くても、それでは意味がありません。私も日々反省の気持ちを持ちながら、生徒には謙虚に接する努力をしていますが、今日はどうだったかと自問しています。せめて塾生たちの間にはそのような気持ちの輪が広がって欲しいと願っています。