受験生の冬。本気で挑戦する時

冬の寒さが厳しくなる中ですが、いよいよ冬期講習が始まりました。今年も多くの受験生をはじめ、生徒の皆さんが真剣な表情で教室に集い、学びの時間を過ごしています。今日は、来年度高校課程を迎える慶進中学2年生と、受験生である小学6年生と中学3年生を中心に、冬期講習の様子をお伝えしたいと思います。

慶進中学2年生の冬期講習では、日ごろ体系数学や学校教科書をベースとした学習が中心となるため、知識の広がりを増やして模試の偏差値アップにつながるように、入試過去問などを参考にした演習型の授業で英数国を中心とした模試力を高める内容で進行しています。

小学6年生の冬期講習では、中学受験を目指す生徒たちや公立中学への進学に備えて、4科目(国語・算数・理科・社会)を徹底的に学習しています。算数は、これまで学んできたさまざまな算術やテーマの応用問題に挑戦しており、日々みなさんが真剣に取り組む姿勢が伝わってきます。解説を聞いて納得し、自分で解き直すことで理解を深める。その努力は、必ず結果につながると信じています。

また、国語では小説、説明文、随筆などの読解を行い、文章の構成や著者の意図を考える力を養っています。読解力は全ての教科に通じる重要な力です。「一文や段落の意味をじっくり考えること」を意識させながら指導を進めています。

また、慶進中学の300字程度の記述への対応、時事問題への対応で時事の学習と共に社会の知識を広げさせる授業のほか、面接練習も土曜講座を含めて2度行ってしっかり備えさせるなどの配慮をしています。

また、中学3年生にとって、この冬期講習は受験に直結する大切な時間です。入試過去問をベースにした演習を通じて、得点力を鍛えています。慶進高校をはじめ各私立高校の推薦入試が近いため、英数国寄りで、動点問題や関数、証明、相似などの重点単元に力を入れています。難しい問題に直面しても粘り強く考える姿勢を見せてくれる生徒たちに、私自身が励まされる思いです。

また、英語については今年自塾開発した音声ツールを最大限に活用して、英語=言葉としてのリズムの習得に力を入れてきました。その成果を本日、3年生に実施した模試で偏差値換算して測定しました。英語に長け、既に偏差値61~70を取得している上位者は増減がありましたが、特に8月時点で偏差値が60以下だった中位者の7名の平均55.3(54~60)が、60.7(54~68)へと5ポイント以上増加しており、私も生徒も確かな手応えを感じています。

どの学年の生徒さんも、集中力を持って取り組んでくれています。「自分を変える冬」にするために、苦手分野にも挑戦し、一つひとつの課題を着実に克服している姿は本当に頼もしい限りです。また、冬期講習はただ学ぶだけの時間ではありません。この時期に得た知識や自信は、受験生にとってかけがえのない財産となります。

今後も講師一同、全力でサポートしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

冬期講習の真っ最中です
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