新高校1年生の塾生たちは希望に胸を膨らませてぞれぞれの高校に入学されたのですが、学校で授業を受けることさえもほとんどかなわないまま、自宅待機となってしまいました。
また、山口県からの緊急事態宣言の発令を受けて、塾では、小・中学生を含めて、18日からリアル授業からオンライン授業に切り替え、安全のため、生徒さん同士の接触を抑えつつ学習して頂けるようにしました。
それに先立つ16日には、塾で用意していたオンラインシステムを稼働させ始め、生徒さん全員が塾の授業に接続できるように設定をしていきました。
接続の設定では一時混乱しご迷惑をおかけしましたが、多くの方は順調に接続ができ、機械の関係でどうしてもうまくいかない方には個別に直接設定することで前進していきました。朝から深夜まで順次応対し、全員がつながるようになるのに丸2日を要しましたが、無事にこちらの授業を各家庭に届けることができるようになりました。
さて、しばらく運用してみた上での感想ですが、音声も映像も双方向なシステムですから、リアルほどではないにしても生徒さんとコミュニケーションをとりながら指導することができています。
高校生の生活をまだほとんど経験していない不慣れな新高校1年生には、オンラインで毎日2~4時間ほどの授業を行い、学校があるかのような学習のリズムを作っています。まとめの講義を行ったり、オンラインでテストを行ったりと、学習へのモチベーションができる限り下がらないように工夫を行っています。
また、受ける側も大変真面目で勉強熱心な生徒さんばかりですから、このような状況にあっても、流れについていくための努力を決して怠らないことが素晴らしいです。
結果、数学IAでいえば、教科書の最初から二次関数や確率までの単元すべてを、しかも、発展的段階まで終えました。高校英語の文法学習や化学基礎・生物基礎も着実に進行中です。
高校2~3年生は、格好の復習の好機ですから、1年生と同様、共通テスト水準の数学や私の化学の講義などを履修して頂いています。
共通テストで高得点を目指す「英語A(毎週木曜日)」もオンライン授業で進行しています。リアルの時にできていたリスニングの部分は少ししづらくなりましたが、読解や文法解説などは従来通り行えています。
学校再開の延期が予想される中、今は塾生にとっては塾が学習の生命線のようになっています。実際多くの保護者様からオンライン化について感謝のお知らせを頂いており、本当に恐縮致しております。ありがとうございます。
できる限りニーズにお応えできるように、引き続き努力させて頂きます。