当塾の小学英語教室(毎週金曜日)に英会話のシステムを導入して、初めての授業となりました。新しい授業が始まることで、教室で、子どもたちどうしが会話をしていることがありましたが、若干不安そうでした。
いよいよ始まるということで、緊張がピークに達したような子どもさんもいたとは思いますが、緩和できるように、講師が熱心に事前の練習を重ねてきました。そして、実際に会話をスタートしますと、全員、笑顔がこぼれ出し、また、手を振ったりなどのジェスチャーをたくさんするようになりました。
そしてすぐ、外国の先生が何を言っているのかを必死に聞き取ろうとする姿がたくさん見られるようになりました。これは、相手が熱心でやる気に満ちた生身の先生である以上、適当に無視するわけにはいかないという人としての正常な心が本能的にはたらくため一生懸命になるのであり、会話の相手がAIやアプリなどではこのようなことにはならなかったことでしょう。
このように、一生懸命になる時間をもてばもつほど言語の学習効果は高まるはずです。
第二言語の学習において、まず、その基礎となる語彙や文法事項の知識の獲得、そして、正しく意味の解釈をし、英文を書き出す技術が必要なのは言うまでもありません。さらに、実際の発声を通じたトレーニングをするところ(3技能)までは当塾でできていたのですが、4技能目、つまり、スピーキングだけが十分とは言えない状況でした。
英語の4技能は、次のものです。
- 聞く力(Listening)
- 読む力(Reading)
- 書く力(Writing)
- 話す力(Speaking)
つまり、「一人ひとりの水準に合わせてくれる生身の先生が会話のトレーニングをする」というところまで到達できて本物である(4技能全ての指導に届く)ということであり、当塾でもそのコンセプトが、しかも、価格を抑えて実現できたのです(英会話部分の受講は、本コースでは、実質月額3,300円で受けられます)。
しかも、苦手そうに思えた生徒さんも笑顔で話すことができているという驚くべき瞬間を私自身目の当たりにし、非常に大きな感動を覚えました。
授業後、生徒さんに英会話に対する気持ちを5段階の数値で表して記入して頂く簡単なアンケートを用意し、1(不安、後ろ向き)~5(楽しい、前向き)で回答して頂きました。全体の平均値で示しますと、
となり、受講前は不安感が高かったものの、実際に英会話をしてみるとそうではなく楽しかったという気持ちの動きがはっきりと表れています。
このようになったのは、指導する講師が日本人向けにとても良く訓練されている(well-trained)ことが大きいと考えています。
生徒たちは、「先生が明るく、すごくほめてくれたのがよかった。ジェスチャーがとても分かりやすく、何回もゆっくり教えてくれて分かりやすかった。ハイタッチをたくさんしてくれて安心できた。」のような意見も書いてくれました。
当塾で毎週積み重ねて学習する英文法に完全に則った会話指導をしますので、より生きた英語学習の場となりました。