全学年の生徒さんの模試の結果表が出揃ってきました。今回は、受験生(小学6年生、中学3年生)について寸評を加えたいと思います。
小学6年生では、慶進中学校の学力診断テスト(プレテスト)の結果表が真っ先に帰ってきました。塾のアドバンスコースの生徒さんの8割以上が受験されましたので、多数の結果が返ってきています。
慶進中学校から頂いた学力診断テストの平均点の推移は、
2018年=183点 → 2019年=173点 → 2020年=184点 → 2021年=178点 → 2022年=185点と、直近5年間では±6点程度の範囲に収まっており、今年は、ほぼ例年通り(やや易しめ)の難易度であったと思えます(ただし、国語だけは10点近く平均値が低く、難しかったようです)。
また、5年生の生徒さんの受験結果も含まれていると思われるため、過去の5年生の塾生さんの結果から予想した分布数(主に低得点側に分布)を考慮して推算しますと、実際の6年生のみを抽出したデータの中央値は205点付近にあるように思えます。
そういった観点で見ますと、今回のテストで205点を超えれば6年生の受験者数の中央より上位側になると仮定できますが、塾生の205点超率を見てみますと、ほぼ8割が達成したことになります。昨年度が同じ基準で比べて6割強でしたので、より多くの生徒さんが、自宅学習や夏の講習会などでの努力の成果を発揮され、受験者の上位生のおよそ3分の1を塾生が占めるなど、素晴らしい結果となったことが分かりました。
塾の小学アドバンスコース(5・6年)では、慶進中学校の出題水準を超える難易度の問題を使用しながら、子どもたちを2年間近くにわたって教育しております。その結果、生徒さんたちの思考力や学力が着実についていることが、これらの結果を見て実感できます。
次に、公立中学3年生(山口県一斉模試)の部では、4期連続で1位を獲得された生徒さんをはじめ、2位を取られた生徒さんもおり、1位2位初独占となりました。今年の生徒さんの約9割は宇部高・宇部高専を第一志望としていますが、A判定を取るなど十分手が届くところまで来ているか、ほぼ合格圏にあります。
引き続き、全員の第一志望校合格に向けて、講師陣共々、しっかりと指導にあたってまいります。