液体窒素の実験|探Q教室【小学生】

探Q教室で液体窒素の実験を行いました。低温の世界がどのようなものであるのか、みなさん興味津々の様子でした。

午前中は、前回の続きに予定していた「炎色反応」の説明と、「窒素」の性質や低温を長時間保存する「デュワー瓶」の仕組みについて詳しく解説を行いました。

実験の部では、まず炎色反応です。ここでは、金属マグネシウムの燃焼を熱エネルギーに使用しました。

マグネシウムを加熱すると、まばゆいばかりの白い光を放ちながら激しく燃焼することが確認できました。また、予めマグネシウムにリチウム塩を混ぜて燃焼させると、赤色に発色した炎を上げることを確認しました。

いくつかの元素が赤をはじめ、黄色、紫、緑などの色を示すことが知られており、この色が花火の原理として利用されていることを学習しました。

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炎色反応の実験

また、液体窒素の部では、子どもたちに思い思いのものを持ってきて頂きました。マシュマロや、スーパーボール、ゴム風船、ゆで卵、ぬれたタオルなどです。塾でもバナナやカーネーション、アイスキャンディー作りの材料などを用意しました。

細長く膨らましたゴム風船を液体窒素につけると、みるみる中の空気が液化して体積が小さくなり、しぼんでいくことに驚きの声が上がりました。

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みるみるしぼんでいくゴム風船

また、カーネーションやバラは見た目をほとんど変えずに一瞬で凍りました。そして、手で花びらを握るとバラバラになってくだけ落ちました。このときの感触をじっくりと感じて頂きました。

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一瞬で凍ったカーネーション

アイスキャンディー作りもしました。小さな紙コップにジュースを入れて、液体窒素につけると、みるみるうちに凍っていき、おいしいキャンディーの完成です。少し溶かしてからカップから取り出し、味わいました。

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アイスキャンディー作り

参加者全員が、驚きの連続となった低温の世界をしっかりと楽しめたようです。

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