青少年会館のプラネタリウム【小学理科】

探Q教室に通われている生徒の1人が、よく宇部市の青少年会館で天体観測会を行っているとか、市のプラネタリウムは国内で稼働している最古のものだといった話をしてくれます。

この日も火星の観測会があると「番宣」してくれたので、初めて訪ねてみることにしました。

訪れた時はあいにく雲がかかってしまい、火星を観測することができず、その代わりにプラネタリウムを案内されました。

実際にプラネタリウムの投影機を見ると、国産のものでしたが、それはそれは年季の入った雰囲気を醸し出していました。操作盤がすべてアナログで、天体の照明の強さを1つひとつ回転式のつまみで手動調節するといったものです。説明では、「作動するものでは国内最古の投影機」とのことでした。

そのような貴重なプラネタリウムが宇部市にあったとは驚きでした。

さて、そこに集まった数名の人たちのために、説明員のかたが国立天文台が製作した天文シミュレータの映像を映してくれました。

映像の中で、地球を出発し、火星などの惑星や近くの銀河へ宇宙旅行するようすを楽しむことができました。

市役所の移転に伴い、このプラネタリウムも移転か廃棄かの分岐点にさらされているらしく、このような貴重な製品はぜひ残す方向で動いて欲しいと思いました。

青少年会館2018a
青少年会館前の電飾

火星とオリオン座2018a
天文シミュレータで、オリオン座を背景に火星を眺めてみました

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