冬期講習真っ最中です。
数学や英語、理科の入試頻出のパターンを単元ごとに講義と類題での演習を行いながら、普段の授業では取り組みにくい国語の読解と記述の対策講義と演習を行っています。
過去にも国語の講座は何度も行っており、そこで得たノウハウをさらに発展させてて展開しています。
ちなみに、私自身「論理作文教室」で毎週講座を開催していますので、ポイントの解説時には何も参照せずに、生徒のほうを注視しながら講義をすることができるようになっています。
さて、まだ現時点では訓練の途中ですが、統計データ上同じような正答率を示す過去問を使用して学力の伸び率を測定しながら指導をしています。
まず初日に、参加の3年生全員に、いつも通りの力のまま論説文の問題(大問の1題)を解いてもらいました。
ヒストグラムでの結果は次の通りです。分布の範囲がやや広く、下から上までという印象です。
その後、読解のポイント(具体と抽象など)と設問の読み方(適切な線引きなど)の訓練を積み、ただ「漫然と読んでいた」見方を改め、ポイントに沿って意識的に線引きなどを実行しながら「しっかりと読める」ように何度も練習しました。
まだ3日間ですが、まずは一定の訓練の後、同様の正答率を示す論説文の問題(大問の1題)を解いてもらいました。
結果は次の通りです。
平均値は変わらなかったものの、全体の分布が上よりの位置でまとまってきている感があります。
また、読解力を試す正答率の低い3つの問いで比較してみます。
難問に対する解答率が高く、ここで得点を稼げていることが分かりました。
引き続き後半戦でも努力を重ねて頂き、読解力の向上を目指していきたいと思います。