本日は、慶進中学・付属中学2年の理科対策を行いました。
私立中学では、学校によって理科の進度は全く異なります。
特に慶進中学では、公立や付属中学とは一線を画す特殊な進め方を昨年度から導入しており、塾側も毎年のように変わる慶進のカリキュラムに合わせるのに四苦八苦します。
それでも、できる限りそれぞれの学校の授業進度やカリキュラムに合わせるために、私の授業を学校の内容に合わせる形で事前に行って録画し、それを端末で学習するという方法を使ってまでも先取り学習を進めております。この私の講義の中では、理科特有の「原理原則」の話をふんだんに盛り込んでいるつもりです。
また、今日の「音」の学習では、私の愛用のギターを取り出して、「どうして細い弦は高い音が出るのか?」という原理にまで触れて説明をしたりもして、印象付けました。
学校進度よりもやや先を学習することは確実に学力アップにつながります。また、集まった生徒さんの中で一定の競争心を持って努力し続けることも重要なことです。
今日のような当塾の理科の対策会では、毎回、最後に「修了テスト」を行い、即時採点、結果発表するという一定のプレッシャー感のある形式のためか、全員が4時間半もの時間を集中し続けてくれます。
途中に軽食タイムを挟むのですが、それも本当に軽く済ませ、すぐに続きの学習にとりかかります。30分休憩の予定でも実質15分しかとっておらず、その差を学習時間に割り当てていますが、誰も何も言いません。むしろその15分さえも休まずに続きの学習をする生徒もおり、大変感心させる場面が見られました。
そして本日の修了テストの結果は、満点で修了した生徒が3名もおり、頼もしく思いました。
さて、少し話は変わりますが、生徒さんの学力に開きがあるのも事実です。
上位組みの生徒さんにはそれ相応の水準の問題やボリュームに取り組んでいただかないといけませんし、もう少し頑張ってほしい生徒さんには基礎的な学習を反復していくことを重視しています。
私立とは別の「アドバンス3年」での今年度の例ですが、この3月から新しくコースに入られた生徒さんや、既存の塾生がアドバンスコースに移行された生徒さんたちの中で、前回の中間テストの結果、これまで学年30番前後の順位だった生徒が1桁に入った生徒が3人、5科400点代に初めて入った生徒など、私もいい意味で驚くほどの結果が見られております。
やはり学校よりも事前に、そして分かりやすい授業で学習を積み上げておくことの重要性を私自身強く感じることになりました。