化学(応用)コースでの実験:「カセットコンロで熱化学」【高2】

化学(応用)講座で熱化学(ヘスの法則)についての学習を進めてきました。応用問題まで十分に解説と問題演習を行いましたので、今日はその知識を使って計算ができる実験を行うことにしました。

題して「カセットコンロで熱化学」。カセットコンロはブタンガスが使用されているので、ブタンの完全燃焼の反応式を考えました。次に、その燃焼熱のデータから、消費されたブタンガスから求めた燃焼熱と水が得た熱量の逆比を求めることにより、水を沸騰させるのに必要な熱効率を計算するというものです。

また、アルミニウムの鍋と土鍋のチームに分かれ、それぞれで強火、弱火で比較をしました。その結果、アルミニウム鍋を使って弱火にしたときに熱効率40%という高い値が出ることが分かりました。

家庭でもエコに役立つ情報が得られ、生徒たちが喜んでいました。今回の実験と計算により、改めて練習問題で解いてきた「熱化学の計算」が持つ意味を、身をもって理解することができたと思います。

カセットコンロで熱化学2013b
解説時のようす

カセットコンロで熱化学2013a
アルミニウム鍋を使った実験

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