小学探Q教室4回目のもよう【小学探Q教室】

前回、元素記号の暗記を行い、小テストを行った結果、全員8割をクリアしました。100点を取ってくれた生徒も半数以上おり、自宅でも努力をされていたことがうかがえます。

今日は、元素の中で最も軽い水素について簡単に実験をしました。水素シャボン玉が浮かぶこと、点火すると燃える(まさに、火の玉になる)ことを確認しました。これには一様に驚きの顔が見られました。

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水素シャボン玉の燃焼

また、近い将来電気の探究の際にモーターを作成しますが、そのための超強力なネオジム磁石を紹介しました。この磁力は非常に強力で、腕を通しても磁石がつながるほどです。

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超強力ネオジム磁石

また、光の性質も探究中で、プリズムによる分光実験を行うための回路作りを行いました。電源回路の使い方を説明し、高輝度LEDを接続し、電源を投入しました。特に赤色、青色のLEDの輝度は高く、感動的な色を放つことを確認しました。

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半田付けも、もう慣れたものです

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作業台の様子。みな、工作に熱中しています。

今日は時間を延長して十分な時間を確保しました。午後から野菜の苗を植えることを説明し、支えとなる支柱を手作りしました。

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割り箸を使って、木と木をつなぐ構造を考えました

午後からは植物探究の時間です。皆で食後、ホームセンターへ苗を買いに行き、畑へ向かいました。

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みんなで選んだ苗

私の方で1人1畝を準備しておいたので、その畝に対して責任を持つことを伝えました。そして、まずは雑草抜きから。各自が一生懸命自分の担当の場所を抜いてきれいにしました。

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雑草抜きに取組中。

それから、苗を植え替え、支柱作り、水やりなどをすませ、周りで作業をされているご年配の方々に元気よく挨拶をして帰りました。

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キュウリの苗

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ナスの苗

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ミニトマトの苗

今後は、探Q教室の時間ごとに草抜きと、芽詰みなどをしながら成長を観察していきます。また、希望者には夏休みの自由研究にも使えるように、スケッチや写真の記録、そして、顕微鏡を使った観察と、書籍による細胞についての調査研究などを盛り込んでいく予定です。

ちなみに、中学1年理科の生物では植物のつくりや分類を学習しますので、今回の野菜育成を通じて、その成長を観察することで生きた知識を養うことができます。また、2年理科では、細胞のつくりを学習しますので、顕微鏡で観察しておくことはとても意義があるはずです。

これらの結果、中学に上がったときにも潜在的に役に立つ、生きた知識をできる限り伝えておきたいと思っております。

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