校長先生とは、当塾の初期の頃からのご縁で、もう15年ほどお世話になっています。中高一貫の制度立ち上げ後数年目に塾回りをされていた際に知り合い、以来折に触れて教育の話を交わしてきました。
今回の説明会では、次年度入試の制度変更について校長自身や他の先生からも詳細な説明がありましたので、要点を整理して共有します。
●次年度の大きな変更点
①中学校入試は1回実施へ
これまでのA・B2日程から1回のみに集約。入試日は、これまでの1月上旬から1月25日へ後ろ倒しとし、「より深く学んでから受験してほしい」とのことです。1回になったことで、体調不良時等の別室受験などの運用面の対応はしっかりするとのことです。出題傾向・難易度、時間割配分は昨年から変更なしでした。私個人としては、変更の主旨を肯定的に受け止めています。山口県外の有名私学などへのチャレンジ受験をしたい生徒にとっても朗報となるでしょう。
②ICTの新展開
校内スタジオ整備(放送・動画制作の常設化)、安全運用に向けた取り組み、生成AIをうまく活用し、学習の能率を向上させるなど、積極的な活用の指針が示されました。
<③個別質問>1学期の中間テスト不実施に関して
来年度以降の扱いは検討中とのことで、私からは「早期の学習習慣をつけ、小学校と中学校の違いや学力での立ち位置を早めに示すなどの意義」を伝えさせて頂きました。
また、説明の中で、過去5年間の追跡調査の統計情報が示され、8月の学力診断テストで170点以下で入学した生徒たちの半数近くが、6年後、国公立大学に進学する実績があるということです。そこで、8月のテストの結果で一喜一憂することなく入試に臨んでほしいと力説されていました。確かに、全体で7割弱が国公立大学に進学する学校であることを考えると、よく伸ばしている印象を受けました。
以上、説明会全体を通じて、入試の大きな変化の内容と、学習環境(特にICT)の安全な活用がより進むことを確認しました。山口県初の中高一貫校ということで年々変化してきた学校ですが、「実直に改善していく姿勢」が伝わったことに、改めて信頼を感じました。
今後も、学校の最新動向を把握しつつ、塾として、生徒一人ひとりの進路実現に資する指導を続けてまいります。


