夏の教室の熱気(夏期講習)【小・中学生】

連日の厳しい暑さのなか、小学生たちは朝から元気いっぱいに教室へ来られます。遊び盛りの子どもたちが、3時間ものあいだ休憩も取らずに机に向かって黙々と学習に取り組む姿には、驚かされるばかりです。冷房の効いた教室でも、テスト開始!という瞬間には空気が熱を帯びてくるような感覚があり、文字通り「頭を使っている」ことを肌で感じます。

特に小学6年生の受験生たちは、目指す志望校に向けて本気です。難問にも果敢に立ち向かい、自分なりの方法で乗り越えようとする姿には、思わず胸が熱くなります。その真剣さと集中力が、この夏、着実に力となって蓄えられていくのを実感しています。

中学生もまた、この夏を大切な成長の機会と捉え、日々の授業に向き合っています。講習では、これまでに学んだ単元の総復習を中心に進めており、忘れかけていた知識を再確認したあと、すぐに演習問題に取り組んで定着させる。そんなサイクルを繰り返しています。

私は現在、夏期講習においては、受験生となる小学6年生・公立中学3年生と、慶進中学2年生を主に担当しています。そして、授業では長年、枠にはまったような教科書的な説明にせず、生徒の反応を見ながらその場で話すことを大切にしています。特に英語や理科、社会では、少し枠を広げて、教科書には載っていないような「意味のある余談」を交えることで、生徒の興味を引き出せるようにしています。結果として、知識に広がりが出て、学ぶこと自体への関心が深めてくれているように感じています。

夏休みは、短いようでいて、生徒たちが大きく成長するチャンスでもあります。目の前の課題にしっかり向き合い、自信を少しずつ積み上げていくその過程に寄り添えることは、私たちにとっても大きな喜びです。

以上のように、この夏、教室では毎日さまざまなドラマが生まれています。そして、勉強と真剣に向き合う子どもたちの姿から大きな力を得ておりますので、引き続き元気よく、工夫しながら、分かりやすい解説を心がけて指導してまいります。

徳進館進学ゼミナール
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