大阪万博と大阪公立大学の見学

このたび、大阪万博と大阪公立大学の見学を兼ねて、大阪を訪れてまいりました。

万博会場には、各国の美しいパビリオンが立ち並び、世界最大級の木造建築とされる「大屋根リング」の壮大さには、思わず足を止めて見入ってしまうほどの迫力がありました。残念ながら、時間の都合もあり、今回はパビリオン内の見学は叶いませんでしたが、外観を眺めながら、予約なしで入場可能な「コモンズパビリオン」のみ体験いたしました。

万博という国際的なイベントは、未来を構想する場であり、人々が抱く「より良い社会」のイメージを形にする場でもあります。教育の現場に立つ者として、こうした未来志向のテーマをもつなどのさまざまな催しに直接触れることは、生徒たちに伝えるべき広い視点にも大いに関わってくると感じています。

塾の役割は、単に学力を高めることにとどまりません。社会の変化に柔軟に対応し、自分自身の視野を広げながら、未来を見据える力を育むことも重要な使命です。その意味で、大阪万博が掲げる「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマは、教育に携わる者として関係するものであり、多くの刺激を受けました。

また、同時に訪れた大阪公立大学では、あらかじめ調べていた特徴を念頭に、実際にキャンパス内を歩いて確認しました。整備された広い敷地には近代的な校舎が整然と並び、周囲には市民に開かれた公園や緑地も多く、非常に開放的な雰囲気でした。学生によるイベントの看板なども、品の良いデザインで掲示されており、全体的に落ち着いた学習環境という印象を受けました。

大学進学を見据える中高生にとって、キャンパスの実際の雰囲気は非常に重要です。今回の見学を通じて、将来この大学を目指す塾生が出てきたとき、少しでも具体的にイメージを共有できるよう、現地での印象を大切に記録しておきたいと思っています。

今後も、現場で得た体験や知見を活かし、より実践的かつ柔軟な指導ができるよう努めてまいります。

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