中学生に実施した論理エンジンの学習の効果についての報告です。
国語の入試過去問を使って、数名の塾生と数名の塾外生に協力して頂きました。
塾生については、論理の学習前に2問(小説と論説文のセットを2回)を解いてもらい、その平均偏差値を出し、論理(約8時間)の学習後に別の問題(小説と論説文のセット)を1題解いてもらい、その偏差値を比較しました。
塾外生は、特に論理の勉強をすることなく、1ヶ月後に再度協力して頂きました。
論理の学習者は、論説文・小説の読むべきポイントがしっかり理解できており、公式に従って「下線の引いてある箇所前後をチェック」「登場人物の気持ちを表す語句に線引き」などを実施し、的確に解答できるようになっていました。
非学習者は変わらず、自分の主観で解答に挑みました。
結果を次のグラフに示します。
グラフからも明らかなように、論理の学習者は国語の偏差値が大幅に増加しています。中には15も数値が上がった生徒がいました。なんとなく問題文を読んで個人の主観で解くよりも、論理的に内容を読み取り、必要な情報だけを抜き出す能力が高まり、的確に解答できるようになっています。
論理エンジンで示されている方法を適切に指導すると、国語の問題を的確に解くためのポイントが理解できるようになります。今回は協力者が数名のため、比較の精度はあまりよくないでしょうが、生徒が自信を持って解答できるようになったのは見ていて明らかです。
これからも、論理指導法に磨きをかけて、塾の授業にも論理学習をより一層取り入れて、生徒の学力を高めていきます。