年度末が近づき、受験を終えた高校生や中学生の中で、大学や県外の難関高校に出向く生徒たちとの別れの時が近づきました。
特に中学生(新高校1年生)が遠方に行かれることは、本当に不安が大きいと思います。しかし、本来、なぜその学校を自分の勉強の場として選んだのかという原点に返る気持ちを常に抱いていれば、本当に意味のある有意義な時間となり、また、目指す結果も出てくることでしょう。
中学校で築いた学習に対する謙虚な気持ちを持ち続けて失敗することはありません。あとは全力であらゆる学校の指導、課題、行事に臨むだけです。
また、大学に合格され、いよいよこれまでよりはるかに広い世界に入っていく高校3年生たちが、私の「贈る話」となる最終講義のために足を運んでくれました。
大学生になるにあたって、多くのご父兄が不安に思うであろうことを少しでも代弁するべく、日々新しい項目を追加しながら自作したスライドを使って、さまざまな観点での話を致しました。私自身の失敗談も含めて話をしましたので、リアル感もあったと思います。
話の中心は、私の大学生時代、大学院時代、社会人時代で経験したさまざまなリスクを回避するためのリスクマネジメントやコミュニケーション術についてであり、これから彼ら彼女らがさまざまな分野でリーダー的存在になっていく上で踏み外してはならないポイントや、それらを回避するための知恵といったものをお話ししました。
また、講義後、質疑応答の時間を取りましたが、私の想定以上にたくさんの質問が出て、その意識の高さに感心させられるとともに喜びました。そして、多くの質問一つひとつに、具体的なイメージを添えて回答しました。そのため、トータルで2時間半に及ぶことになりました。
これからの荒波の中で、何か「これでいいのだろうか」という疑念を持つことはたくさん起きるはずです。そういったときに、これらの知恵の何かが役に立つとしましたら、私としましては、この上ない喜びを感じます。
また、今年の卒業生には、塾に9年、8年、7年と、小学4年などの学年から通って下さった3名の方が、それぞれ誰に言っても「素晴らしい!」と言われるような本当に素敵な大学に進みます。私には、彼らが小学生の頃に塾の探Q教室やサマーキャンプなどで楽しく過ごした時間の印象が強烈に残っており、わが子のように感じられてなりません。そういった子どもたちが成人し、社会に羽ばたいていくことには、本当に感慨深いものがあります。
みなさんの今後の成功と発展を心からお祈りいたします。
2023年度入試での主な大学進学先(重複なし)