論理作文教室について【小学生】

小学生を対象とした論理作文教室ですが、満席の状態が続いております。

今年の4月に定員となる生徒さんが来られ、それから臨時休校中の塾配信のオンライン学習という難しい局面を超えて今に至っておりますが、どなたもおやめにならず、最初のメンバーのまま推移しています。

4月に来られた新規生の中には、主語のないような日本語らしからぬ文章を書いていた生徒も多かったですが、半年以上の訓練を経てだいぶしっかりとした(つまり、自ら客観視しながら相手に正しく意図を伝えるような文章を書く技術)が備わってきたように感じます。

新聞記事のような一連の文章の主旨を見抜き、「むだやもれ」なく要点を考え、ほどよい長さで書き表すことは決して簡単なことではありません。しかし、このような訓練を継続することで確実に文章を読み解く力が向上し、国語の入試問題などに対しても読解力と記述力の両方が同時に向上します。

私自身、中学生での教科指導や高校生での理科の指導を長年しております。その中で、記述問題を得点するための記述力の向上のために、小学生に遡っての基礎教育で、どのようなことをしたらいいのかと丸9年取り組み続けてきました。この中で、経験上子どもたちの国語力の成長に意味のあるものだけが残り、実践しているのが今の「論理作文教室」です。

模試などで「国語力が向上した!」というお声を頂くことがかなり増えてきており、私たちは自信を持ってこの方法を繰り返し指導しているところです。

お陰様で、新年度に向けての問い合わせが増えてきております。ただ、論理作文教室は既に15名の方にお待ち頂いており、この4月から全員の方にご案内できるかどうかは分からない状況となっており、また、当面定員を増やす予定もないため、ご迷惑をお掛けします。

授業では、まだまだ改善の余地はありますので、新しいツール作りなども進めながら、しかし、軸となる部分は変えずに指導していくつもりです。

論理作文教室ノート2020a
論理作文教室で使用するノート

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