エネルギー効率の考察【小学探Q教室】

今年度初めての探Q教室を開催できる運びとなりました。特に5年生の皆さんは初めての参加ということもあり、教室生に募集開始のアナウンスをすると翌日の朝には満席と、あっという間に定員が埋まることになり、7名もの方がキャンセル待ちとなりました。

小学生の塾生の多くが理科に対する関心を高くもっていることに改めて驚かされた次第です。また、このような生徒たちに恵まれたことを本当に嬉しく思います。ありがとうございます。

さて、今回のテーマでは、エネルギーの消費効率を考えさせる内容で進行しました。一定の水を一定の温度まで加熱するのに必要な燃料の質量を電子天秤を使って求め、どのような条件が効率的なのか、ということを数値データをもとに考察させるものです。

かなり忙しいですが、30秒ごとに水温を測定し、それをノートに記録します。また、記録したデータをグラフ上にプロットし、温度変化を視覚化します。容器のふたあり・ふたなしや、火力の強弱など条件をいくつか変えて測定した結果、おおむね全体の結果としては弱火にした方が効率的でした。

また、加熱によって単に温度が上がるという感覚的なことではなく、具体的にデータ化することで深く考察できるようになったように思います。

今回で測定や記録することに慣れたと思いますので、次は、ではどこまで弱火にした方が効率的なのかというように、連続性を考慮しつつより深く考察する時間を取りたいと思います。

今後も、探Q教室の化学実験でこれまで培ってきた多数のレシピがありますので、どの回に参加されても楽しめるものを用意していきます。そして理科への興味関心と論理的思考力を伸ばし、将来の優れた人材となるべく育てていきたいと願っています。

探Q教室2020エネルギーa
エネルギー消費効率を考察するための実験

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