今月の探Q教室の報告を致します。
小学生が化学反応式を理解し、化学の主要なテーマの1つである「モルの計算」を行っています。
反応式の係数の比を使ってモル計算を行い、できる物質の質量や気体の体積を予測できるのです。
今日は基本的なマグネシウムと希硫酸の反応による水素の発生を実験しました。
反応式は次のようになります。
Mg + 2H2SO4 → MgSO4 + H2
マグネシウム(Mg)と水素(H2)の比から、たとえば、水素150mLを作るのに必要なマグネシウムの質量を計算します。マグネシウムの原子量は24というところから、0.16g必要と計算されます。
Mgの質量をさまざまに変化させ、発生した水素の体積の関係をグラフにしたところ、ほぼ計算通りに気体が発生することを確認しました。
また、ガラス細工にも取り組んでいます。少し練習するだけで、みんな、1本のガラス管の端を丸めたり、L字型に曲げたり、端を閉じたりと自由自在に加工しています。
また、水素を使って簡易ロケットを製作し、レール(凧糸)に沿って発射させ、見事反対側の壁まで飛びました。
水素が燃焼する時の音はすさまじく、驚きの喚声が上がりました。