今日は慶進中学生のための化学の学習会(理科実験つき)の日です。
慶進中学では1年生の1年間で化学分野、地学分野の3年分全てを終了するというカリキュラムですから、1年生の2学期は中学2年生の理科に相当します。
そのため2学期は本格的な化学反応を学習することになります。つまり、物質の分解、化合、化学反応式、酸化還元、質量変化の計算などです。
今日の学習会では2部構成とし、第1部は座学、第2部は実験です。
まず、質量変化に関して非当量反応(過不足反応)に焦点を絞り、基礎問題、応用問題、ラ・サールの過去問などにもチャレンジしていきました。
質量変化についての計算でのポイントは私のオリジナルの説明法による倍率法です。これを改めて説明し、過不足反応でどのように応用するかを学習しました。
実験の部では一人一人にステンレス皿を渡し、各自が計量、加熱などを行います。
銅とマグネシウムそれぞれの酸化反応を行い、5~6回に及ぶ酸化反応に伴う質量変化を電子天秤を使って計測し、グラフ化し、未反応の金属の質量を計算し、反応率まで求めていきました。
参加者が非常に楽しそうに学習をし、最後には「とても面白かった」と言ってくれながら帰っていきました。