北九州市立大学を訪問しました

今日は北九州市立大学で活躍されている私の恩師(東京大学名誉教授)に3年振りにお会いできる機会を得ました。

恩師は、ガスや液体燃料など、エネルギーに関する研究を一貫して手がけてこられ、70を過ぎられても昔とまったく変わらず大変ご達者でした。

前日まで、タイに建設された現地の実験プラントの指導や検証のために数日を海外で過ごされていたとお聞きして、大変驚いてしまいました。

談話の中で、学生時代を回顧しながら、私のことを「実験の神様だった」と冗談交じりに語って下さり、東大の研究室時代を楽しく思い返せる時間も頂き、先生の昔と変わらない優しさを感じました。

私は今は、大学の化学の研究とは異なる道を歩み、塾運営に没頭していますが、化学のおもしろさを子どもたちに伝え、将来の研究者を育成するための研究を行っているという点では変わらず研究者であり、教育者であるということをお伝えすると、大変喜んで下さいました。

単に進学指導をしているだけでなく、本当の知力と学習意欲を育てるために、化学の知識を生かして小学生に探Q教室というものを開催していることに対して、大きく頷いて頂けました。

探Q教室では、具体的に、化学実験を通じた小学生の教育を行っていることを伝えると、恩師ご自身が若き頃、「化学の道」を歩もうと思ったきっかけとなった体験実験(ひまし油からの石けんの製造)のことを詳しく話して聞かせて下さるという貴重な場ともなりました。

私も同じく、小学4~5年の頃の化学実験に感銘を受けて以来、化学の道を進み、研究室と呼ばれる場所に12年はいたのですが、このようになったのも教授と同じくある実験がきっかけであったことは間違いありません。

「興味を持って自ら調査、研究、探究することのできる学習持久力のある人を1人でも多く宇部から輩出したい。」

その私の願いを実現するため、小学探Q教室の磨きをかけていくための研究も続けていこうと決意する一日となりました。

来年度の探Q教室は、内部塾生からの希望が多く、残席が少なくなってきましたが、まだ募集をしております。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせ下さい。

北九州市立大学2013a
恩師が教授で勤めておられる北九州市立大学

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