現代版口分田(?)をいただきました

歴史の話になりますが、681年、天武天皇により律令制定を命ずる詔が発令され、701年の大宝律令制定によりつくりだされた班田収授法によって、一般の農民に与えられる、国家がもっている田のことを「口分田」といいます。

大宝律令では、戸籍に書かれた6歳以上のすべての男女に与えられ、死後は返さないといけませんでした。男子で2段、女子はその3分の2を与えられました。多くの学説では、7世紀終盤の律令形成期に口分田制度が確立したと考えられています。

宇部市でも同じような制度を実施しており、これを知るやいなやすぐ上記の「口分田」の歴史が思い起こされ、ひとり「面白い!」と思いました。早速、市の農地課を訪れ、空き区分の申し込みを行いました。そして、いろいろな手続きを経て、25平方メートルの土地をお借りしました。

今は耕されただけの、ただの土地ですが、3月頃になれば、少しだけ計画を立てて、あとは思い思いの野菜の種や苗を植え、育ててみようと思っています。

野菜にはお互いの生育を妨げる組み合わせがあり、これらについて勉強すると共に、成長過程を観察し、うまくいけば立派な手作り野菜を収穫し、一連の、自然のすばらしい妙味を体験してみようと思います。

口分田2011a
現代版口分田(今はただの荒れ地です)

口分田2011b
他の畑では立派な冬野菜が育っています

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