塾の中学３年生のコースでは、高校受験に向けて様々な生徒さんが在籍されております。
例年、宇部高校をはじめ、主に、宇部高専、小野田高校等を目指す方たちの集団となっており、それぞれの志望校水準にできる限り合わせた指導を行っております。
上を目指す方には特別な教材や学習プランを立て、学習の指針やボリュームを伝えながら個別的に対応を進めています。結果、例年、青雲高校などの難関高校への合格を果たす生徒さんが出ております。
今年は今のところ、宇部鴻城高校、香川高校の特進科、慶進高校アドバンス、サビエル高校へ合格された生徒さんが複数名おります。特に宇部鴻城高校に挑んだ３名は、全員「特奨」、つまり奨学生で合格されました。その他の特待生と合わせますと、教室生の約半数の８名が特待合格となりました。
また、国公立では、宇部高専の推薦入試で合格を決めた生徒さんと、全国的に知らない人はいないと言える西の超難関高校である「ラ・サール高校」への合格を見事に果たした生徒さんが出ました。小学生の頃から塾の特別な受験コースでトレーニングを積み上げてきて、３年にわたる中学課程を有終の美を飾って終えることになります。
この生徒は、本当に感心するくらい自分との戦いに挑み続けました。そして、常に上位を目指すハイレベルな学習を継続できる力を持った方です。塾では、通常のテキストとは別に特別なテキストを解き進めて頂き、大いに力をつけました。
その結果、中学校の定期テストで５科５００点満点を取るという金字塔を打ち立てただけではなく、約１,８３０人が参加する山口県の一斉模試では、２年生の夏の回から連続６回、オール１位を取り続けるという前代未聞の偉業を成し遂げました。また、最後は５科の得点率96％にも達しました。
難関高校向けの勉強するだけでも大変なのですが、これらのような結果は、それだけでも達成することはできません。基礎を常におろそかにすることなく、そして、発展的内容まできっちり仕上げるという謙虚な心があってできることです。これらは、私の塾のスローガンである「学習に対する謙虚な心を持ち、またより正しい勉強フォームを継続する」ことを丁寧に仕上げた結果です。
そのため、私からも本当に尊敬するような心で接し続けることとなったのですが、この生徒さん自身も、私の姿を見ながら慕ってくれたことは本当に嬉しく思いますし、そのような生徒さんと何年も過ごすことができたことは本当に恵まれたことでした。
また、もちろん塾以前に、ご家族の愛情や努力の功績が大きいことは言うまでもありません。
きっと彼の幼少期からも素晴らしい教育環境をわが子に提供し、また、実際に惜しみない投入をしてこられ、愛情を持って自主自律の精神を教えてこられたからこそなし得た成果だったと思います。
次の大学受験とその先の目標はご自身ではっきりと決めており、誰に聞いても応援したくなるようなその美しい目標をクリアすべく、遠方の地で頑張ることを決められました。
進路の決定にあたっては、面談を重ねてきました。私からはできる限り公平な情報の提供を心がけつつも、つい名門校の肩入れをしてしまったかもしれません。しかし、生徒さん自身が３年間を過ごす高校の地を自分で決めたことは本当に大きなことです。
名門高校の素晴らしい師匠たちのもとで、素晴らしい知識をたくさん吸収しながら、また、向上心あふれる仲間に囲まれながらの高校生活そのものも楽しみながら、元気に前を向いて過ごしてほしいと心から願っております。
合格された皆さん、本当におめでとうございました。
塾前ポスターでの合格者の発表
