今年度の探Q教室の研究発表会を先日行いましたので、報告します。
理科の実験教室である「探Q教室」では、1年間かけて様々なテーマに沿って実験や体験を行ってきました。
そして、各自が気に入ったテーマを選び、発表用に資料をまとめる学習を行いました。
主なテーマは、蒸留水の製造、硫黄の融解、ナトリウムの化学反応、炭酸水素ナトリウムの熱分解、硫酸銅の電気分解、鉛蓄電池の作製、液体窒素の実験などです。
各実験テーマごとに実験の目的、方法、結果と考察を盛り込み、1枚1枚手書きの資料に書き表し、スキャンしてスライドにしていきます。
作成したスライドをプロジェクタで投影しながら、リモコンでパワーポイントを操作してスライドをめくりながら自然に説明ができるように練習を何度も行いました。
発表会当日は、みんな落ち着いて自分の発表をすることができたと思います。
ただ、それだけでは探Q教室で行ってきたことの全体を説明することができませんから、私の方で136枚の説明用スライドを作成し、多数の写真とともにより詳細な説明を付け加えながら解説しました。
さらに今年は、参加された保護者の方のために、液体窒素の演示実験を用意しておきました。液体窒素を目の前に、各家庭一輪の花を凍らせ、手でばらばらにする感触を楽しんで頂きました。
さらに、風船がしぼんだり復元したり、また、アルミ缶が大気圧に押されてぺちゃんこになる様子などを見て頂きました。
また、プログラミングの部での発表では、プログラミングにとても熱中された生徒が数多くのプログラムを作成したことと、発表会のためにオリジナルで書き下ろしたおみくじを引くアプリの披露がありました。
来年度の探Q教室のプログラミングの部では、ロボットも導入してさらに高次なロジックの学習に進みます。また、化学実験の部では基本的なものは従来通り踏襲しながら、新しい実験も導入していきます。