今年のアドバンス6年の夏期講習では、例年よりやや多目の時間を確保することができました。
たいへん熱意のある生徒さんが多く集まっておりますので、使用する教材については大幅に見直し、昨年よりも厚手の問題集を採択しました。
そのため、子どもたちには大変苦労させてしまいましたが、とても実りのある夏休みとなりました。
それを、中学受験模試(難関中学版)の志望校合格率が夏の前後でどのように変化したかを数値データ(生徒の平均値)で示しますと、
(春・夏前%→夏後%)
慶進中学 80.9→84.1
青雲中学 40.6→57.5
久留米大附設中学 23.8→32.5
西南学院中学 78.8→85.0
4科偏差値 55を超えた人数 4名→6名(10名中)
と、志望校への合格率を大きく伸ばすことができました。
今年の夏期講習では1回の課題がとても多く、また、それに連動した複数科目の確認テストを毎回こなしてきました。
課題の量を例えますと、すべての課題をこなした生徒は、通常授業の1週間分以上のボリュームを2日程度でこなしたことになります。しかも、それを約30日間続けたわけですから、大変素晴らしい努力をされたわけです。
参加されている生徒さんはみなオンとオフがはっきりとしており、宿題を出すたびに「えー」といいながらも、笑顔を絶やさず授業に取り組んでくれる、まじめな生徒さんばかりです。
そんな明るい雰囲気のおかげで、苦しくても参加者全員が、挫折することなくやりきることができました。
終盤、「もうすぐ学校が始まるけれど、これだけきつい夏休みだったら学校が早く始まってほしいと思うんじゃないの?」と聞いたら、これは本当に意外でしたが、
「塾の方が楽しい!!」
と声を張り上げたのです。
私も、期間中、本当に楽しく塾生みんなと勉強ができました。みんなの頑張りに、本当にありがとうと感謝の気持ちをのべて、会を締めくくりました。
夏期講習後は、さすがに少し息抜きが必要な状態にはなりましたが、そろそろまたエンジンをかけないとという気運が高まっています。
参加者の半数は探Q教室生でもあります。探Q教室でも入試の実験テーマを扱いながら、夏で得た理科の化学分野の知識をもとに実体験を積むことで、真の知識に変えていけるように工夫していきます。
さまざまな方面から、それぞれの志望中学に向けて、さらに努力できるように励ましていきたいと思っています。