今日は、開催6回目となる宇部市主催のベートーベン交響曲第9番「歓喜の歌」を鑑賞しに渡辺翁記念会館へ来ました。
第1部が「クリスマスキャロル」からの弦楽演奏で始まり、オーケストラバージョンによる「宇部市民の歌」の歌い方を観客席にも練習させてもらった上で合唱をし、続いてメインの第九の一節(ドイツ語)の歌唱練習をしました。
宇部市民の歌は、昭和38年に山口国体のために作られたそうです。初めて聞きましたが、短くリズム感が良く、人々や若者が集まり、平和や産業発展への願いが込められた歌詞で、親しみの持てる歌でした。
第2部の「第九」では、指揮者である角岳史(すみたけし)さんが年末に第九を歌う個人的理由(第九は声量が必要なので、一年の悪い気を吐き出し、新しい気を吸い込む)という話を面白くされながら、熱心に歌の練習を指導して下さり、本番では、高原史乃さん(ソプラノ)、金子美香さん(アルト)、藤田卓也さん(テノール)、竹永久男さん(バリトン)などの蒼々たるメンバーが登壇され、圧倒的な歌唱力を聴かせて頂きました。
幼少期から音楽に触れ、専門の道を歩まれたプロの方たちの演奏・声楽に触れ、とても心洗われた時間となりました。
また、目前のすばらしいオーケストラ楽団を背景にして、共に合唱するという素晴らしい機会で大いに英気を養われました。本日夜から始まる冬期講習では、よりいっそう熱意を持って指導ができそうです。