理科の実験教室(探Q教室)【小学生】

国家資格である危険物取扱者免状(甲種)を所持する塾長が直接実施している、小学生を対象とした化学の実験教室を開催いたしました。今回のテーマは、毎年恒例となっている液体窒素を使った低温探究と、ガラス細工の体験です。加えて、レクリエーションの時間も設け、新しく入塾した生徒同士の親睦を深める機会ともなりました。

手製のかるたを通じた元素記号の学習

液体窒素の実験に入る前には、その性質や安全な取り扱い方法について、講義形式で事前学習を行いました。温度のスケール、状態変化、素材との相互作用などを、身近な事例を交えながら丁寧に解説しました。

講義時間

実験に取り組む子どもたちの姿は、まさに真剣そのもの。普段の学習では得られない「初めての体験」への興奮が、教室中にあふれていました。液体窒素で冷やしたバナナで釘を打ったり、風船をしぼませたりといった現象を、実際に目の前で見て、触れて、確かめる中で、科学の面白さに直に触れてもらえたように思います。

花を瞬間冷凍して、砕くときの感触を体感

こうした科学的な内容に対して、心から驚き、感動し、夢中になって取り組む姿勢そのものが、今後の学びの原動力になると私は考えています。現在では、インターネットの動画で多くの科学実験を「仮想体験」することが可能ですが、やはり実体験には及びません。つまり、次のような価値観を共有できるご家庭が参加させて下さっていると思います。今回も募集定員を超えて参加できなかったお子様がおられるほどで、そうした「リアルな体験」に価値を感じてくださった保護者の皆さまのご理解・ご協力のもとに開催することができました。改めて感謝申し上げます。

  • 実際に目で見て、手で触れて、変化を体感することが、学びとして心に深く残るという考え。
  • 子ども向けのキットではないものに対する価値観。

私自身、「本物に触れさせる」ことを大切にしています。大学の研究室でも使用されているような機材を可能な限り取り揃え、子どもたちにとっての新鮮で貴重な体験を提供できるよう努めています。

この教室が、子どもたちの中にある理科への関心を引き出し、将来、理科や科学を好きになってくれるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。今後も、学びを支えるさまざまな体験の場をつくってまいります。

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