まず、数学ですが、2点の動点問題が出題されていました。これは、日曜塾の最終日の報告でお知らせしましたように、ちょうど取り扱った問題でしたので、本当に反復練習した生徒は必ず解けていたはずです。証明問題では、定石に反して合同証明が出題されていましたが、基礎的な問題だったので大丈夫であることを願います。新傾向である資料の整理(中央値)に関する問題も、日頃から新傾向対策を進めてきましたので、成果が出ていることでしょう。規則性の問題は、見ただけで手をつけたくなくなるような出題となったため、受験生がどうだったか心配しています。
国語では、近年出題がなかった詩の問題が出されていたことには驚きました。国語論理の授業でも、論説文、小説の読解法に時間を割き、詩は割愛してしまったので悔やまれます。その分小説がなくなり、論説文の出題があったので、論理のルールを思い出して解答に取り組めたかどうか、気になるところです。
理科では、直前の日曜塾で3時間も取り扱った天体(透明半球)の問題が出たので、喜んだはずです。また同様に、新傾向のイオンについても日曜塾で徹底対策を講じたので、期待できます。記述問題が最大9題も出題されているため、深い洞察力や国語的表現力が問われました。
社会では、歴史の大問が2問、地理の大問が2問(日本と世界)、公民2問とバランスよく出題。広い知識が問われるので、日頃からノートまとめを続けた生徒でしか高得点はとれないのではないかと思われます。試験直前に地歴公全分野について資料集等のまとめをした塾生がいましたが、高得点が期待できます。
英語はやはり使役動詞としてのmakeの出題があり、全体的に従来通りの形式であったと思います。
緊張した時間をやり抜いた受験生のみなさん、本当にお疲れ様でした。来週の結果発表が楽しみです。