【英語T1 2018年度コンセプト】
2018年度で本講座は3年目を迎えます。2年目の受講生のうち、受験生(高校3年生)は志望校・併願校に全員合格し、高校1年生でも得点率8割に達する者も見られました。
今期はセンター試験における若干の変更に対応し、英検2級の6月受験 での合格者数増を狙っていきます。
既に文部科学省がセンター試験に代わる試験制度の策定に取り掛かっており、各大学も対応に追われています。それに合わせ、これまで既に確立している学習法・学習教材により、英検2級・センター8割を当然の目標としてきま したが、今後はその2点はもとより、二次レベルへ無理なく学力レベルをつなげていくことが今後のT1講座での目標となってきます。
また、今期よりフェーズ毎の目標を生徒と共有し、その達成に向けてこれまで以上に歩調が合わせられるよう施策を打ちます。
講義形式で進む授業で起こりがちな「分からないけど恥ずかしくて聞けない」、「分かっていて先へ進みたいけど言い出せない」というような誰も得をしない状況を未然に防ぎ、全体の学力・到達目標を底上げします。
1年を通じてのカリキュラムは下記を参照されてください。
フェーズ毎に大まかなコンセプトや達成目標が設定さ れています。特に医学部・薬学部などの難度の高い学部を受験する生徒が目立つことから、兵庫・灘高校1・2年生の授業ペースを参考にカリキュラムを組みました。
最終到達レベルは非常に高いですが、努力すれば必ずついて来れることは昨年受講した宇部高校などの高校生たちが証明してくれています。是非ご参加ください。
【Phase1】
<4・5月 基礎英文法構築>
英語学習の質・頻度・速度を超高校級に育成することを旨とし、学校での英語学習習慣を一気に脱するフェーズです。
「この講座は本気でやらないとヤバい」という意識を全員が初日に持つようにリアルな受験の現状、T1卒業生の成績推移、大学以降での英語との関わり方などを伝えて、「頑張らなくてはならない理由」を明確にした状態からス タートします。
講座に参加する学年に関わらず、1カ月ほどで一通りの高校英文法事項を学びます。文法を確認した後に4技能を意識した演習を重ねます。
英検6月受験者を想定しておりますので、英検素材で学習しますが、センター問題にも取り 組みます。
昨年度は公立高校1年生が参加して、努力すれば問題なくついて来られたのでそのペースを踏襲します。
Nintendo DS ソフト「英語漬け」によるリスニング基礎体力作りは講義初日から義務として行っていただきます。 定期的に進捗状況をチェックしますが、実力は講義中のリスニングで測ります。
<4・5月講義例>
20:00-21:10 英検 2 級ボキャブラリテスト
20:10-21:50 英文法語法のトレーニング講義+問題演習
20:50-21:20 英語の構文 150 和訳演習+講義
21:20-21:45 講義復習・英検 2 級ボキャブラリ復習テスト
【Phase2】 <6・7月英検2級・センター試験チャレンジ>
英検受験からセンター試験へチャレンジする段階です。英検2級合格を目指す場合に必要な4技能レベルを確実に伸ばすため、英検教材では到達できない文法的内容に踏み込むため、敢えてセンター教材も活用します。
これらの演習を重ね、7月末時点で英検受験者の9割が1次合格、クラスの6割がセンター第2・3・4問合計で8割を目標と します。
※今期は 6 月 3 日が受験日です。
結論的に言えば英検合格は語彙力強化・モチベーション向上・英語学習習慣の進化を目的としているので、センター試験へのチャレンジは異なる戦略が必要です。その実践となるのがこのフェーズとなります。例年ここから実力は一気に加速していきます。
<英検受験前講義例>
20:00-20:10 英検 2 級ボキャブラリテスト
20:10-20:50 英検対策試験+講義
20:50-21:20 英検リスニングテスト
20:20-21:45 復習・ボキャブラリ復習テスト・英語漬け進捗ヒアリング
【Phase3】 <8・9・10月 センター対策成熟期>
長文まで含めたセンター英語総合力の完成を目指します。全体の8割が第5・6問の合計得点8割以上を取ること を想定しています。
10月には再び2・3・4の復習を行いフォローアップします。早い者は筆記試験で9割を取るこ とも珍しくありません。
長文に必要となる独特なスキル「要約力」・「短期記憶保持力」の定着を図ります。この段階 で授業でのセンター英語得点カバー率は93%になります。
英検10月受験者にもフォローアップを継続的に行いますが、6月受験者よりも高い得点率を目標とします。
※今期は 10 月 7 日が受験日です。
<センター主体講義モデル>
20:00-20:20 音読テスト
20:20-21:10 長文 2 セット演習+講義
21:10-21:35 英作文テスト+解説
21:35-21:45 復習・ボキャブラリ復習テスト
【Phase4】 <11・12・1月 センター直前期>
筆記・リスニング合計で9割得点力の完成を目指します。
リスニングは自主学習である英語漬けだけでなく、キャ ンパス内に設置されている PCでのディクテーションでも可能です。
筆記・リスニングを合計すると250点となりますが、国公立大学が200点圧縮をすることが普通です。苦手分野に特化した講義+個別課題設定により弱みとなって いる分野を引き上げることも必要になってきます。
合計得点8割程度を全体の3割、8割5分を4割、9割を3割が 取ることを想定しています。
<講義モデル>
20:00-20:15 前週までの復習テスト
20:15-20:50 分野別演習+講義
20:50-21:20 センターリスニングテスト
219:20-21:45 復習・ボキャブラリ復習テスト・進捗ヒアリング
【Phase5】<1/20 以降・2・3月 二次直前期>
二次試験のアドバンスな内容の文法/解釈/和訳/長文演習を行います。
実質上英語T2講座へのリンク講座となりますが時間の都合上、山口大学二次試験に特化して過去問演習を行います。
センターと二次試験のレベルの違いに面食らう生徒 が大多数でしょうが、それが狙いです。それほどセンターと二次にはレベルギャップがあり、早期にそのレベルの違いを認識してもらいます。講座に参加している受験生は志望校に合わせて課題を作成します。非受験生は英検準1 級 を目標にしていくフェーズです。
<講義モデル>
20:00-20:30 山大分野別テスト
20:30-21:00 英作文演習+講義・解説
21:00-21:20 二次レベルボキャブラリテスト
21:20-21:45 復習・進捗ヒアリング